金は4400ドル付近で横ばい、米国CPIデータによる指針を待つ
今週の金は軟調なスタートを切りました。
ただし、雇用データだけで金の中期トレンドを判断するのには限界があります。現在市場が本当に確認したいのは、米国経済の強さがインフレにどのように波及するかです。もし雇用が強く、同時にエネルギー価格上昇でコスト圧力が再び高まれば、米国の高金利政策が長期化する可能性があり、金にはより大きなバリュエーション圧力がかかるでしょう。逆に、近日発表されるインフレデータの伸びが鈍ければ、雇用関連のタカ派ショックも段階的に和らぐ可能性があります。
注目すべきは、今回の金の調整は長期的な上昇シナリオが根本から覆ったことを意味しません。金価格はこれまで大幅に上昇してきており、市場参加者の構造も変化しています。短期の投機資金だけではなく、長期投資ニーズ、現物市場、デリバティブ市場からの資金も依然として重要な支えとなっています。現在注目すべきは、高値からの金の下落後の買い支えの強さであり、短期的な反落を単純にトレンド反転と解釈することではありません。
4時間足では、金は引き続き弱含みのレンジ構造を維持しています。非農業統計後の急落で短期移動平均線が重荷となっており、市場モメンタムは回復しきれていません。現状ではインフレ指標の結果を見極める方向感待ちの姿勢です。もし金価格が4400ドル上で下値を固め、4465ドルを再度突破できれば、短期的な反発余地が拡大しそうです。反発が常に4465ドル付近で抑えられるようなら、弱気優勢が続いていることを示します。4400ドルを明確に割り込めば、市場はさらに4350ドル付近、さらに下のサポートを試しつつ買いが入る可能性があります。
編集まとめ
編集責任者:朱赫楠
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